GADGET FACTORY 雑記帳

iPhone アプリ / Flash コンテンツ /Adobe AIR などを開発していて気づいたことや備忘録、TIPS、HACKなど

Adobe AIR での使用言語判別方法

現在製作中の iOS / Android 向けの Adobe AIR のアプリにおいて、世界各国向けのローカライズを行う必要が発生しました。

FlashActionScript で、再生環境の言語判定を行う際に使用する API としては

Capabilities.language

があります。

この API で判別できる言語は以下のようなものがあります。

言語
チェコ語 cs
デンマーク da
オランダ語 nl
英語 en
フィンランド fi
フランス語 fr
ドイツ語 de
ハンガリー語 hu
イタリア語 it
日本語 ja
韓国語 ko
ノルウェー no
その他/不明 xu
ポーランド pl
ポルトガル語 pt
ロシア語 ru
簡体字中国語 zh-CN
スペイン語 es
スウェーデン sv
繁体字中国語 zh-TW
トルコ語 tr

ところが、今回のプロジェクトでは、上記の表にない、タイ語インドネシア語などの判定が必要とのこと。


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Flash Professional CS6 と新しい Provisioning Profile の組み合わせで Distribution 版の作成

Flash Professional CS6 で、iOS アプリを作成する際に、新しく作成した Provisioning Profile を設定すると、以降でAIR for iOS設定画面が開かなくなります。

その回避方法について、先日記事に書きました。

作成した iOS アプリ用の Provisioning Profile が Flash Professional CS6 に組み込めない[続編 回避方法] - GADGET FACTORY 雑記帳

記事中で、未検証だった、Distribution版で作成&提出できるかについて、本日 Apple へ新しく作成した Provisioning Profile を組み込んだ AIR アプリの提出をしてみました。



結果としては、Application Loader でのファイル送信は問題ないようです。

iconサイズが不足している事と、64bit対応されていないというワーニング表示は行われましたが、ipaファイルの送信自体は問題なく行えました。

Provisioning Profile を組み込むと、Flash Professional CS6 の挙動は不安定になりますが、パブリッシュされた ipa ファイルについては、Apple へ提出できるファイルになっているようです。

Apple の承認が下りるかは、現時点では分かりませんが、承認が下りたら、また記事として掲載したいと思います。

※2015/1/20追記 無事に承認されました。

いつの間にかiPhone アプリのプロモーションコードに有効期限が

iTunes Connect では、自分で開発した有料アプリを、例えば広報目的で無料で配布することができる仕組みとして、プロモーションコードがあります。

プロモーションコードは、利用されると、以降そのコードは使えなくなります。

そのプロモーションコードにいつのまにか有効期限が設定されていました。

有効期限は発行から4週間で、その期限を過ぎると、利用できなくなるようです。



以前は、有効期限がなかったので、有料アプリを作った時には、Appleからアプリの承認が出た後、広報用としてプロモーションコードを先に発行しておき、必要に応じて使うということをしておりました。

しかし、有効期限が出てしまった以上、その都度プロモーションコードを発行しないと有効期限切れとなってしまいそうです。

また、以前は1アプリ1バージョンにつき発行できるプロモーションコードの数が50個だったのが、2015年1月現在は1アプリ1バージョンにつき最大100個までに増えておりました。
アプリのバージョンが上がれば、再び100個配布可能。

ここで疑問になるのは、有効期限が切れた未使用のプロモーションコードの扱い。

発行したものの、使われずに有効期限が切れた個数は、再度新しく発行できるのかどうか。

上限100個は、使用したプロモーションコードの数なのか、それとも発行したプロモーションコードの数なのか?

まぁ、個人で開発しているアプリの場合、1バージョンで100個もプロモーションコードを発行することは稀だと思うので、心配する必要はないのかもしれませんが。

新規iOS アプリ 64bit 対応必須まであと1カ月もないのに・・・

2015年2月1日から、新規でiOSアプリを登録する際に、64bit に対応しなければ承認が下りなくなります。

リリース済みのアプリのアップデートについては、もう少し余裕があって、2015年の6月1日から。

しかし、私が現在ゲーム関係を制作する際に利用している Adobe AIR 関連については、未だに対応が不完全な状態。



一応、Adobe Lab にて、本日新しい Adobe AIR SDK 16.0.0.259β版が公開されたようです。
http://labs.adobe.com/downloads/air.html

AIR SDK のβ版では、iOSアプリの64bit対応はされているようなのですが、使っている ANE の対応が壊滅状態。

制作済みのアプリでテストしてみたところ、私が組み込んでいるほとんどの ANE が、このAIR SDK では利用できない状態にあります。

何せ、Adobe がリリースしている、Gaming SDK の最新版、Gaming SDK 1.4 ですら、対応できていない状態。
http://www.adobe.com/jp/joc/gaming/gamingsdk.html

ANE を組み込んでパブリッシュしようとすると、

Error: lib********.a are required to have universal iOS libraries. Please contact the ANE developer(s) to get the same.

と表示されてエラーでパブリッシュできない状態になっております。

ANE を全て外せば、パブリッシュできるようではありますが、Apple へ提出できるかは未確認。

ダウンロード無料の広告モデルでリリースしているアプリがほとんどですが、ANE を外すとなると広告表示ができなくなってしまいます。

それ以外にも、プロジェクトで色々と ANE を利用しているので、それらが全て 64bit 対応されないと、新規タイトルのリリースはかなり危うい状況にあります。

ANE の提供会社(例えば、MilkmanGames社)としては、おそらく AIR SDK のリリース版が 64bit 対応されないことには、怖くて 64bit 対応版の ANE を作れないのかもしれません。

当然、正式な AIR SDK のリリース版については、未だに iOSの 64bit 化はできていないバージョンが公開されています。

新しい Provisioning Profile を組み込むと、AIR for iOS 設定画面が表示されない不具合などもまだ残っていますし・・・

Adobe にはもっとがんばって、しっかりと開発用プラットフォームとしての Flash を継続してサポートしてもらいたいのですが、今ひとつ動きが遅いなぁと。

2月1日までに、作ろうと思っているアプリをできるだけ Apple へ提出して、(アップデート版期限の6/1まで)64bit化対応期限を延命するなどの対応が必要かもしれません。

それまでにもし対応しきれなかったら・・・iOSアプリの制作については、Adobe AIR でリリースするのは、もしかするとそろそろ限界に来ているのかもしれませんね。

新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます

旧年中は多くの方にご来訪いただき、誠にありがとうございまいた。

私が開発を行う上で、いろいろと知った知識をブログに記載しておりますが、中には調査途中で、結果として間違いの情報なども記載してしまい、ご迷惑をおかけした方には、大変申し訳ございませんでした。

今後も、いろいろとできるだけ正しい情報を調査して記載したいと日々精進いたしますので、何卒末長くご愛読いただければ幸いに存じます。

今年も、よろしくお願いいたします。

GADGET FACTORY
KEN-S 拝

ガラケー au 公式サイト「携帯電話でうかるぞ社労士」の2015年問題集データ更新作業完了

先日、更新して公開した、au フィーチャーフォン用公式サイト「携帯電話でうかるぞ社労士」の学習用テキストデータ。

ガラケー au 公式サイト「携帯電話でうかるぞ社労士」の2015年データ更新作業完了 - GADGET FACTORY 雑記帳

本日、そのサイトの一問一答問題集用のデータの2015年度版への更新についても先ほど完了しました。



12/26の午前中には公開されると思います。

au フィーチャーフォンにて、
「トップメニュー」→「カテゴリ(メニューリスト)」→「仕事・学習」→「仕事・資格」→「携帯電話でうかるぞ社労士」

これで、ようやく「携帯電話でうかるぞ社労士」の 2015年度版のデータ更新が全て完了となりました。

ご利用いただいている方々には、大変お待たせして申し訳ございませんでした。

KDDIのFirefox OS「Fx0」は誰向けのスマートフォン?

KDDIから突然23日に発表され、本日より発売が開始のFirefox OS搭載のスマートフォン「Fx0」。
http://au-fx.kddi.com/sp/products/
Firefox OS を搭載した、スケルトンの端末ですが、これを購入する人って、どんな人なんでしょうか?

iPhoneAndroid のようなアプリを配布するようなストアが存在してないようですし、一般の人が購入しても、利用するのは難しい気がするのですが。



オープンなフレームワークと言うことから、アプリを自由に開発出来たとしても、利用する人がいなければ、開発者が開発する甲斐もないわけですし。
どこも、誰も保証してないような見ず知らずの人が開発したアプリをインストールするような勇気のあるというか無謀な人が、そういるとも思えないし。

大企業内で、そこでしか使わない(使えない)専用アプリを利用するような想定なのでしょうか?

ストアが存在していた Windows Phone でさえ、現在の状態。
ストアの存在していないFirefox OSスマートフォンがどうなるのかは、なんとなく予想がつく気もするのですが。
今後何らかの新しい情報で、状況が変化すると、面白いかもしれませんが、現時点の公開情報では、普及は難しい感じですね。