GADGET FACTORY 雑記帳

iPhone アプリ / Flash コンテンツ /Adobe AIR などを開発していて気づいたことや備忘録、TIPS、HACKなど

Admob用ANEを変更しました

先日、Admob用ANEにおいて、表示される広告の2/3が、ANE作者の Admob ID を利用されたものになると判明しました。

当方でリリースしている iPhone / Android アプリで、AIRを使っているものは、すべてAdmob用ANEを利用していますが、調べたところ、同一制作者のものであったことが判明しました。

内部のコードを調べたわけではありませんが、同一のコードが入っている危険性があるため、Admob用のANE を差し替えることにしました。



私が選択したのは、多くのANE を制作している、Milkman games のAdmob用 ANEです。

Milkman games社のANE は、これまでにもいくつか購入して利用しており、使い勝手も知っているというのが、選択した理由です。
しかも、上記の ANE は すでに Google Play Service に対応されています。

iPhone / Android 両方用を購入し、$49.99 。決して安くはありません。
ただ、アプリを制作して、広告収入で収益を上げている以上、その重要なパートを担う部分については、ある程度お金を払ってでも、信頼のおける確実なものを利用した方が良いと今回の一件で認識しました。

会社で例えれば、開発部で良い商品を開発し、営業部がその商品をしっかりと売ったとしても、最終的なその売り上げを回収する経理部門で、入金をごまかされたのでは、会社として立ち行かなくなるというようなものですね。

今回の一件は良い勉強になったので、少々高くついたかもしれませんが、授業料ということで、諦めるしかないですね。

ただ、個人的には、この表示割合が、もっと低ければ、そのまま利用しても良いかと考えていました。
たとえば、1/10 とか、せめて1/3 程度であれば、使い続けていたかもしれません。

というのも、売れるかどうか分からない状態で、リリースするアプリに、最初から有料ANE を購入するのは、ハードルが高いから。

最初から、カンパウェア的に、表示広告の何パーセントが、別IDの広告を表示しますと書いてあれば、初期費用を押さえたい時に、利用する人もいたし、こんなことにはならなかったのかなぁと思って見たり。

無料で利用できるANE を使って、売れた分から一部の収入が報酬として先方に支払われる、ロイヤリティの形の方が、製造原価のハードルが低くて済むので。