Adobe AIR で作成したAndroidアプリのアイコンサイズが小さく表示される現象への対応方法

Adobe Flash Professional を利用して、AndroidのAIRアプリをパブリッシュすると、一部のAndroid端末で、アイコンが小さく表示されてしまう現象に遭遇。

Flash の「AIR for Android設定」の「アイコン」で設定できるのは、
「36x36」「48x48」「72x72」の３サイズのみ。

解像度の高い端末(xhdpi端末)の「Xperia Z」の Android 4.4などで、アプリのアイコンを見た場合、かなり小さく表示されてしまいます。

かなり前から現象としては既知のもので、対応方法がうまく行かなかったのですが、本日ようやくその現象への対応方法がわかったので、備忘録として残します。

Flashプロジェクトへアイコン画像を加える

「96x96」「144x144」サイズのアイコン画像を作成して、プロジェクトファイルに同梱する。
「AIR for Android設定」の「一般」タブ内にある「含めるファイル」にアイコン画像を追記する。

マニュフェストファイルの変更

Android用のマニュフェストファイル「***-app.xml」ファイルの中に表記されている部分に必要な項目を追加する。

追加前例

<icon>
	<image36x36>iconAndroid/icon_36.png</image36x36>
	<image48x48>iconAndroid/icon_48.png</image48x48>
	<image72x72>iconAndroid/icon_72.png</image72x72>
</icon>

追加後例

<icon>
	<image36x36>iconAndroid/icon_36.png</image36x36>
	<image48x48>iconAndroid/icon_48.png</image48x48>
	<image72x72>iconAndroid/icon_72.png</image72x72>
	<image96x96>iconAndroid/icon_96.png</image96x96>
	<image144x144>iconAndroid/icon_144.png</image144x144>
</icon>

マニュフェストファイルを書き換え不可(ロック)する

Macの場合は、ファインダーからマニュフェストファイルにマウスカーソルを合わせて右クリック、「情報を見る」でファイルの情報を表示。
「一般情報」の中にある「ロック」のチェックボックスをオンにして、ファイルの書き換えをできないようにします。

このロックをしておかないと、パブリッシュする際に前項で追加した行が勝手に削除されてしまいます。

最後のこの項目が一番重要なポイントかもしれません。
この部分に気付くまでが、一番長かった感じです。
気付くとどうと言うことの無い設定なんですが、色々と上手くいかずに難しいですね
。